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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2008年9月29日 ジャカルタ 小岩孝二

フィリピン:Batangas州金探鉱プロジェクトにAvocet社が参入の方向

 カナダの探鉱企業であるMindoro Resources社(以下Mindoro)は、同社のフィリピン子会社が保有するArchangel金探鉱プロジェクトへ英国の金生産会社であるAvocet社が参入する基本契約を締結したと発表した。Avocet社は、今後6か月のうちに1,500mのボーリング調査を含むDue Diligenceを実施した後、本契約を締結する権利を有する。本契約の概要は、[1]鉱山開発の決定までに要する探鉱費全額をAvocet社が負担、[2]その段階での4百万US$の支払い、[3]生産段階でのNet Smelter Royalty(以下NSR)2%の支払い、[4]商業生産開始時に元権益保有者へ1百万US$及びNSR1%の支払いというものである。プロジェクト地域内には熱水性金鉱徴、斑岩型銅・金鉱徴などがみられ、このうちのKay Tanda金鉱徴地ではこれまでのボーリング調査により資源量15百万t、品位Au 0.74g/tが見込まれているが、Avocet社は今後の調査で更なる埋蔵量増加が見込まれるとしている。Avocet社は、マレーシアPenjom金鉱山、インドネシアNorth Lanut金鉱山を操業するなど、東南アジア一帯で金鉱山の探鉱開発を手掛けている。なお、Mindoroは、当該プロジェクト周辺で保有する3つの銅・金探鉱プロジェクトについてGold Fields社と参入基本契約を締結したばかりである。

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