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ニュース・フラッシュ

2008年9月30日 サンティアゴ 菱田 元

アルゼンチン:政府高官、10月にPascua Lamaプロジェクトの課税についてチリ側との再協議を提案

 2008年9月23日付の地元業界紙は、アルゼンチン政府がBarrick Goldが保有する両国に跨るPasucua Lama金・銀プロジェクトの課税問題について、10月にサンティアゴでチリ政府高官と新たな話し合いを持つことを提案している、との声明を在チリ・アルゼンチン大使館が出したと報じた。この声明では「国境に跨る問題の解決の糸口がこの会合で見つかることを期待する。そうなれば、2008年末までに両国の統合条約委員会によりプロジェクトが承認される道が開かれる。」と述べている。
 Barrickは、政府間の問題が解決するまでは建設を開始しないというスタンスを維持しており、課税についての両国の意見の相違によりこのプロジェクトは1年以上も凍結している。Pasucua Lamaプロジェクトは最初の5年間で、年間750,000~775,000ozの金及び3,500万ozの銀を生産する計画である。

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