ニュース・フラッシュ
2008年10月21日
サンティアゴ
平井浩二
チリ:Mejillones液化天然ガス・プラントからの天然ガス価格はプロジェクトコストに依存
10月14日付の地元業界紙によると、Mejillonesの液化天然ガス・プラントからチリ国内に供給される天然ガス価格は市場価格よりプロジェクトコストに依存する。同プラントはCODELCOと多国籍エネルギー会社GDF Suez社の合弁会社(JV会社)により建設されるもので、液化天然ガスプラントを含むMejillonesターミナルの建設コストは500百万 US$に達する。同ターミナルは5.5百万m3/日のLNGの供給能力を有しておりこれは1.1GWの発電に十分な量である。
Suez社の説明によれば、JV会社はチリ北部の大手鉱山会社に2010年1~2012年9月の間、火力発電用の天然ガス供給契約を締結しているが、販売価格は市場価格に、Mejellonesのプロジェクトコストが転嫁されて設定される。同社によれば、2012年以降については、より低価格で天然ガスの供給が可能である。