ニュース・フラッシュ
2008年10月27日
メキシコ
小島和浩
メキシコ:Peñoles、2016年の同社エネルギー消費量は2007年比18.7%増と予測
2008年10月21日付け業界紙等によると、PeñolesはMexico Cityで開催された“14th annual energy savings, cogeneration and renewable energy seminar”において、2016年の同社のエネルギー消費量が2007年比18.7%増の22.6TJ(テラジュール)に達するとの予測に関係した事項を以下のとおり発表した。
・2016年のエネルギー消費量に対応するため、Peñolesは約225百万US$の投資が必要となる。
・同消費量の約半分の11.4TJは電力で対処するが、これは2007年比で62%増に相当する。
・2007年の同社の総エネルギー消費量の内、電力は37%を占めている。
・同社は、2016年までに3TJ分の電力消費量を再生可能エネルギーで供給することを目標とし、他の目的のため、別に2TJ分を太陽エネルギーで賄う。
・2016年までに同社は天然ガスの消費量を45%削減し、3.05TJに減少させることを目指している。
・2007年の天然ガス消費量は、総エネルギー消費量36%相当の6.42TJである。
・2016年の石油コークス消費量は、2007年比507%増の3TJとなる見込みである。
・2016年のディーゼル油及び冶金用コークスの消費量は、各々2007年比9%増の1.63TJ、10%増の1.47TJを想定している。
・2007年に総エネルギー消費量の1%に相当する7百万Lを消費した重油の使用は完全に取止める。
なお、業界紙の推計によると、2007年のPeñolesの生産コストに占めるエネルギーコストの比率は23%である。
