ニュース・フラッシュ
2008年10月28日
サンティアゴ
平井浩二
アルゼンチン:Neuquen州、金属鉱業活動にシアン等の使用禁止法制定へ
2008年10月17日付けの地元業界紙によると、アルゼンチン・Neuquen州政府は金属鉱業活動にシアン、水銀、硫酸の使用禁止法案を州議会に提出した。同法案の名称は“金属鉱業に係る探鉱、鉱山開発におけるシアン、水銀、硫酸の使用制限法”で、近日中に下院で審議・可決後、発効される。同州政府は本法案の制定は、鉱業活動の規制ではなく、鉱山会社に環境保全に適した鉱業活動を行うことを要請するものとコメントしている。
アルゼンチンにおける鉱業活動規制については、これまでChubut、Rio Negro、Mendoza、Tucuman、La Pampa各州において同様の鉱業規制が実施されてきたが、2008年8月にSan Luis州、同9月にCordoba州で露天掘の禁止や鉱業活動に有害物質を使用することを禁止する法律が相次いで制定されている。