ニュース・フラッシュ
2008年11月3日
リマ
西川信康
ペルー:主要企業の2008年Q3業績相次いで悪化
ペルー産銅大手Southern Copperは、2008年Q3の業績を発表し、売上高は前年同期比10.4%減の14.4億US$、純利益は同33.5%減の418百万US$と減収減益になった。同社は、欧米経済の失速、中国の経済成長の減速により、金属価格の低迷は、2009年中も続くとし、経営環境は悪化するとの見方を示している。
ペルー亜鉛大手のMilpoも、Q3の売上高は2007年同期の66.6百万US$から55.9百万US$に減少、純利益も67.9%減の8.89百万US$と大幅に減少した。
ペルー中堅の亜鉛企業AtacochaのQ3売上高は2007年同期の42.6百万US$から24.8百万US$に減少、純利益は2007年同期の18.3百万US$から今期は5.75百万US$の赤字に転落した。
一方、Buenaventuraは、ペルー最大の金山Yanacochaが増産に転じたことにより売上高は6.0%増の208百万US$、純利益は1%増の101百万US$と、増収・増益を維持した。