ペルー：カノン税改正を巡る暴動で、Tacna県内に非常事態宣言発令

　業界紙等によると、2008年11月4日、Tacna県でカノン税法改正に反対する一部勢力が警察と衝突し、暴徒による一般商店への略奪や放火、車両への投石、区役所や裁判所への放火があった。これに対して警察が催涙弾で応酬し、数十名に及ぶ負傷者と逮捕者が発生した。
　政府は同日夜にTacna、Jorge Basadre、Candarave等各郡に対して非常事態宣言を発令した。非常事態宣言の対象地域には軍隊が介入し、治安回復を図る。
　Simon首相は、カノン税改正法への抗議運動を煽る急進的反政府勢力の存在を指摘している。