ニュース・フラッシュ
2008年11月17日
メキシコ
小島和浩
メキシコ:Gammon Gold社操業鉱山は2008年Q3に6.53百万US$の損失を計上
Gammon Gold Inc.(本社:Halifax)は、メキシコで金・銀を対象に操業する2鉱山が2008年Q3に6.53百万US$の損失を計上したと11月12日付け同社HPに発表した。同社は、メキシコでGuanajuato州のEl CuboとChihuahua州のOcampoにある2鉱山を操業するほか、2009年Q1末までに予備評価(Scoping Study)完了を見込むGuadalupe-Calvo金・銀プロジェクトを保有する。同HPに発表された操業実績の概要は下表のとおり。
2008年Q3 | 2007年Q3 | 2008年Q1~3 | 2007年Q1~3 | |
売上高(千US$) | 48,342 | 30,444 | 164,260 | 112,359 |
金生産量(t) | 1.061 | 0.825 | 3.454 | 2.918 |
銀生産量(t) | 42.678 | 34.688 | 128.426 | 121.145 |
当期損益(千US$) | △6,529 | △44,835 | 8,482 | △80,585 |
総キャッシュコスト (US$/oz-Au) |
735 | 764 | 572 | 668 |
同四半期の総キャッシュコスト(金換算)増加の主因は、銀生産量が金生産量に比べて増加したのに対して、銀価格の下落幅が金価格の下落幅に比べて大きかったことである。また、El Cubo鉱山のリストラ、同鉱山でのin-situ miningの試験計画、Ocampo鉱山の坑内掘操業の再編等がコスト増大要因となった。El Cubo鉱山は、総雇用数の20%に当る254人の労働者を解雇し、リストラ費用は約60万US$を要した。
