ニュース・フラッシュ
2008年11月18日
サンティアゴ
菱田 元
チリ:Antofagasta Minerals社は3,000百万US$の投資継続
11月7日付El Mercurio紙によると、Antofagasta Mineralsは銅価下落に対処して投資計画をキャンセルする意向の無いことを、同社会長Jean Paul Luksic氏がインタビューで次のように述べた。「世界金融危機とその銅価への影響はチリ鉱業界にとって逆風となるであろうが、AntofagastaはEsperanzaプロジェクトの開発及びLos Pelambres鉱山の拡張を含む約3,000百万US$相当の複数プロジェクトを推進する。チリ国内経済は後戻りしつつあるという政府当局や経済界のコメントには同意するが、我々は影響を受けない。」
Esperanza鉱山は2010年より15年間に亘り年産平均で銅精鉱70万t(含銅量19.5万t)、金7.12t、銀47tの計画である。
Antofagasta Minerals社はロンドン本社のAntofagasta plc社の管理下にあり、2008年Q3の産銅量は123,700tであった。
LME銅価格は9月1日付で7371US$/tであったが、11月17日付3580.5US$/tに下落している。
