ニュース・フラッシュ
2008年11月18日
シドニー
原田富雄
豪:ファーガソン資源エネルギー観光大臣はインドからの投資を期待
インドのKolkataで開催された鉱業イベントに出席したファーガソン豪州資源エネルギー観光大臣は、参加した50社以上の鉱山会社関係者に対し、インドは豪州の鉱業にとってますます重要になっているとのプレゼンテーションを行った。同席したニューデリー駐在の豪州貿易促進庁(Austrade)ピーター・リンフォード上級商務官も、他国が世界的な金融危機の影響を受けているにも拘らず、インドは最も影響が小さかった国の一つで、引続き強い資源需要を維持していると述べた。
また、近年、豪州鉱業は中国ばかりに目を向けてきたが、インドの重要性を認識し始めているとし、IMFによればインドのGDPに占める輸出割合は中国の40%に比べ21.2%と低く、インドは中国よりも内需主導型で成長して来ていることに言及した。またA$安により、現在の豪州の株価はピーク期に比べ約50%に下落しており、豪州鉱山プロジェクトへの投資拡大を出席者に呼び掛けた。
