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ニュース・フラッシュ

鉱種:
タングステン レアメタル
2008年11月21日 シドニー 増田一夫

豪:Queensland Ores社、Wolfram Campタングステン・モリブデン鉱山の操業を一時停止

 Queensland Ores社(本社:Brisbane)は、Wolfram Campタングステン・モリブデン鉱山(QLD州)の操業一時停止を発表した。
 Wolfram Campは、2008年5月に採掘を開始し、2008年9月に精鉱出荷を始めたばかりであったが、鉱石品位が計画を下回っていること、選鉱処理施設での回収率が低下していることから、価格低迷下で操業を続けず、これらの問題解決のために操業を一時停止することを決めた。操業一時停止の間に、鉱石品位低下対策と選鉱設備の改良に取組む。なお、この操業一時停止に伴い、人員整理を行うことも併せて発表された。
 Qeensland Ores社は、Wolfram Campの権益85%を保有しており、予測・概測及び精測鉱物資源量948,000tで、品位WO3 0.413%、MoO 20.181%が計上され、4年のマインライフで、年間鉱石処理量150,000t、年産量はタングステン精鉱900t(品位WO3 65%)、モリブデン精鉱280t(品位Mo 50%)が見込まれていた。

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