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ニュース・フラッシュ

2008年11月25日 シドニー 原田富雄

豪:WA州は探鉱、鉱山開発に関する政府承認プロセス改善への取組みを推進

 2008年11月14日、WA州のノーマン・ムーア鉱山・石油大臣は、WA州政府による探鉱及び鉱山開発承認プロセスがより効率化し、申請者に歓迎されるための最良の方法についての戦略的アドバイスを受けるため12名から成るワーキング・グループを結成したことを、資源分野の代表者150名との昼食会の席上明らかにした。ワーキング・グループは、鉱山、石油産業及びWA州の産業に関心を持ち、幅広い知見を持った著名人から構成され、議長はチャールズ政権下で資源大臣だったピーター・ジョーンズ氏、副議長は、Kalgoorlieのメンバーで元鉱山大臣のジョン・ボウラー氏が務めるとしている。
 同グループに与えられた役割として、探鉱、鉱山及び石油プロジェクトに対して申請が必要となる現在の承認の審査方式を調査するもので、次のものが含まれるとしている。
1)鉱山・石油に関する活動に対して必要な承認プロセス(環境、保有条件、立案、先住権及びアボリジニ遺産)に関すること。
 1-1)これらのプロセスに関連したスケジュール。
 1-2)承認への障害、州政府及び連邦政府による規制の重複。
 1-3)承認審査のメカニズム。
 1-4)他州との比較評価。
2)州政府の政策及び管理上のプロセスの変更により、どういった障害に取り組むことができるかについての認識に関すること。
3)より迅速な承認を達成するため、横断的な関係機関間の調整を保障するための枠組みの確立(指定された期間内の意思決定を保証するための条件を含む)に関すること。
 3-1)行政組織の変更(これは早急な対応をすべきもの)。
 3-2)総括的な法案、州議会での立法上プライオリティを与えられるものも含めた法律改正。
 3-3)産業界からの情報をもとに実行中の調査に対するメカニズム。
4)金属資源産業と石油産業のビジネス上、WA州の評判を向上するための行動や承認プロセスを関係者が共有するための主要問題の認識及び分析に関すること。

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