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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2008年11月25日 北京 土屋春明

中国・カナダ:吉恩ニッケル業公司、カナダ及び内モンゴル自治区のニッケルプロジェクトを推進

 安泰科によれば、2008年10月28日、吉恩ニッケル業公司は、親会社の吉林昊融有色金属集団公司(以下、吉林昊融集団)が、内モンゴル自治区四子王旗の小南山銅・ニッケル鉱業公司と権益移転契約を締結したと発表した。この契約では吉恩ニッケル業集団公司が小南山銅・ニッケル鉱業の権益98.5%を取得することとなっている。
 今後、小南山銅・ニッケル鉱業公司は、吉林昊融集団の子会社として、内モンゴル自治区に登録される。同公司は主に銅鉱石、ニッケル、コバルト、白金、パラジウムの坑内採掘・加工・販売事業を実施している。2007年末までの同公司のニッケル鉱石保有埋蔵量は7,141.80t(金属量)である。2007年の鉱石処理量は10万t、ニッケル486t(金属量)、銅177.127t(金属量)を生産した。
 一方、吉恩ニッケル業公司は、カナダGoldbrook Ventures社と“ニッケル資源における協力探査”に関する協定の締結式を11月14日北京にて行った。この協定は2008年8月に合意済みのものであるが、吉恩ニッケル業公司がオプション契約によってRaglan銅・ニッケル・白金鉱区(カナダQC州)を実施するもので、2009年の探鉱費は1,500万$を予定している。

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