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- 銅 ベースメタル
チリ:FCXがEl Abra銅山拡張について検討中
2008年11月24日付地元業界紙によると、FCX(Freeport McMoRan Copper & Gold Inc.)は51%シェアを持つチリ第Ⅱ州のEl Abra鉱山のマインライフを延長するSulfolixプロジェクトの実行に関し近々決定すると発表した。現在FCXはコストと設備投資計画額(450百万US$)の抑制のため操業計画の修正作業に入っている。
このSulfolixプロジェクトは、2010年に酸化銅鉱を掘り尽くした後、その下部の硫化銅鉱を採掘しEl Abra銅山のマインライフを10年延長することを目的とする。世界経済危機により銅はじめ金属価格の低迷がこのまましばらく続くとの予測もあるため、FCXはコスト削減に努めると共に、自社プロジェクトを見直し中である。
El Abraの残り49%シェアはCODELCOが所有している。南米においてFCXは、ペルーArequipa県のCerro Verdeの53.6%(その他Buenaventura 18.2%、住友金属鉱山16.8%、住友商事4.2%)、チリ第Ⅲ州のCandelaria権益とOjos del Salado両銅山の80%権益(両鉱山ともその他住友金属鉱山16%、住友商事4%)を有する。