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- 銅 ベースメタル
チリ:FCX、銅減産と設備投資減額
米国のFCX(Freeport-McMoRan Copper & Gold)の12月3日付発表によると、銅市場減退により、銅生産・販売計画量を2009年は5%(銅量90,718t)、2010年は11%(226,795t)削減すると発表した。FCXはまた2009年の設備投資予算を半減し12億US$にする。南米の鉱山操業コスト及び設備投資もこの削減対象となり、53.7%シェアをもつペルーCerro Verde銅山の拡張計画及び51%シェアをもつチリEl Abra銅山の硫化鉱生産プロジェクト“Sulfolix”(投資計画額4.5億US$)も延期する。
SulfolixはEl Abra鉱山のマインライフを10年延長することを目標としており、2010年に開始し2012年にはフル生産体制となる予定であった。FCXは、プロジェクト開始のタイミングを見計らい、市場が改善すれば建設作業に取掛かる。
Cerro Verde銅山に70百万US$を投資し年産銅量を13,607t増とする選鉱場の拡張計画も延期される。
