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ニュース・フラッシュ

鉱種:
タングステン レアメタル
2008年12月15日 バンクーバー 村上尚義

加:StrataGold社、YT準州Marタングステン鉱床の初期的な経済性評価結果を公表

 StrataGold社(本社:Vancouver)は、YT準州Whitehorseの北方約350kmに位置するDublin Gulch鉱区(同社が権益100%所有)内に所在するMarタングステン鉱床の初期的な経済性評価を実施し、下表のとおり肯定的な結果が得られたことを発表した。

資源量
カテゴリー
資源量(t) 品位
WO3(%)
WO3含有量
(MTU) (t)
概測 12,700,000 0.31 3,909,000 39,090
予想 1,300,000 0.30 403,000 4,030


 計画では露天掘操業となり、総鉱石処理量9.87百万t(3,000t/日)、剥土比6.7:1、WO3品位0.33%、WO3量32,140t、廃砕量66.1百万tと設計されている。WO3精鉱総生産量は45,725t(WO3品位58%)、WO3総生産量265千t、マインライフ11年である。
 開発に係る総資本金は76.1百万US$で、うち選鉱設備は41.8百万US$、YT準州の送電線網に接続するための約20kmの送電線敷設など付帯設備等は13.1百万US$となっている。
 また、ディスカウントレート8%の場合、IRR(内部利益率)15.5%、NPV(純現在価値)24百万US$と見積もられ、操業コストは38.12US$/t-WO3である。
 なお、評価には、APT(パラ・タングステン酸アンモニウム)の市場価格を253US$/t(11.5US$/lb)とし、WO3精鉱価格をその約85%と想定。平均タングステン回収率は82.5%を用いている。

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