ニュース・フラッシュ
2008年12月15日
ロンドン
及川 洋
DRCコンゴ:鉱業ライセンス見直しの状況
DRCコンゴ政府は2007年後半より、既存の61の鉱業ライセンスの見直しを実施しているところである。2008年3月に、政府の委員会によるレポートが公表された後、各企業とのライセンス見直し内容についての再交渉プロセスが行われており、当初は、2008年9月末にもその結果が公表される予定であったが、スケジュールは遅れている。
DRCコンゴ政府は、最近の金融危機を発端とする経済情勢の変化及びこれに伴う鉱山会社の状況も考慮しつつ、企業と国の双方の利益がバランスするよう評価を進めていると報じられており、早ければ12月中旬にも交渉が終了するとも言われている。
現状、61の鉱業ライセンスのうち14が再交渉を終了し、その他は再交渉継続中、うち21は、ライセンスが完全に剥奪される可能性があるとされている。
