ニュース・フラッシュ
2009年1月13日
サンティアゴ
平井浩二
チリ:チリ政府がCODELCOの収益10億US$の資本化を許可
1月6日付けの地元業界紙の報道によると、チリ政府はBachelet大統領による経済対策の一環として、CODELCOの収益の一部を資本化し、2009年の投資に振向けることを許可した。これによりCODELCOは2008年の収益のうち、約10億US$を投資することが可能となり、CODELCOの2009年の投資総額は20億US$に達する見込みとなる。
2009年のCODELCOによる主な投資案件は、Radmiro Tomic銅山(SxEw)の硫化鉱採掘、Chiquicamata銅山の露天掘から坑内掘への転換、Andina銅山の拡張、SalvadorディビジョンにおけるSan Antonio銅鉱床開発(UG、精鉱、年産銅量60千t)、El Teniente銅山の新規レベルでの坑道掘削である。これらのプロジェクトは現在設計段階にあり、2009年の投資額20億US$の大部分を占める。
CODELCOのArellano総裁は、これらの投資により、10,000人以上の雇用が創出される見込みで、世界的な経済危機により景気が悪化しているチリにとって重要な経済対策となるとコメントしている。
