メキシコ：SCCがFrontera Copper社に34.2百万US$の買収提案

　Frontera Copper社(本社：加Toronto)は、Southern Copper Corp.(SCC)から買収提案を受け、同社役員会は株主に対し本提案の了承を勧めると2月4日付け同社HPに発表した。同発表によると、SCCはFrontera社株式1株当り0.65C$、総額42百万C$(34.2百万US$)にて現金買収することを提案している。この提案は、2008年12月、メキシコのInvecture Groupが発表した0.59C$/株の敵対的買収提案に10％上乗せしたものであり、2009年2月3日のFrontera社株価(0.58C$/株)に対し12％増しとなっている。
　Frontera社は、メキシコ・Sonora州にPiedras Verdes銅山を保有する。現在、同鉱山は、銅価下落のため採掘を中止し、貯鉱のヒープリーチングのみを行っている。同鉱山は残り17年のマインライフの間に合計462,000tの銅カソードを生産する予定(2007年銅カソード生産量24,360t)である。Piedras Verdes鉱床の埋蔵量は同社HPによれば下表のとおり。