ニュース・フラッシュ
2009年2月17日
サンティアゴ
菱田 元
チリ:鉱業省とSERNAGEOMINは鉱山死亡事故削減のため安全指導プログラムを開始
2月9日付の地元業界紙は、チリ鉱業次官Veronica Baraona氏は、非認可の小規模鉱山(artisan mining sector)での事故を防ぐためPAMMAと呼ばれる5,000万Peso(82,177US$)のプログラムをSERNAGEOMIN(チリ地質鉱山局)が実施するよう指示したと報じた。Baraona次官は、2009年の現在まで鉱業部門における事故が毎年増加し続けていることから、この安全指導プログラムの実施が必要であると述べた。
「正式に認可された鉱山とそうでない鉱山を区別しなければならない。認可された鉱山は事故が少ない。SERNAGEOMINのデータによると、2008年における死亡事故の63%は非認可の小規模鉱山で発生している。」とBaraona次官は述べた。
先週、チリ第Ⅳ州においてAntofagasta Mineralsが操業するLos Pelambres銅山で労働者3名が事故死し、原因について同社が調査中である。Baraona次官は、2009年SERNAGEOMINは鉱山保安監督のポストを25%増やし、年間検査件数を2,000から3,000に増やす計画であると述べた。
