閉じる

ニュース・フラッシュ

2009年2月24日 サンティアゴ 平井浩二

ブラジル:Itabira鉱山の労働組合がValeの提案を受入れ

 2月13日付けの地元業界紙によると、ブラジル、Minas Gerais州に位置するItabira鉄鉱山のMetabase労働組合はValeの給与削減提案を受入れることを決定し、長期化していた労働条件改正交渉が終結することとなった。
 Valeの提案は、現在の需要に見合った生産体制を再構築するまで、諸手当は従来のままで削減は行わないことを条件に労働者の給与をこれまでの半額に削減する一方で、Valeは2009年5月31日まで労働組合員の解雇を行わないことを保証する。Valeの提案に対し、Metabase労働組合は2月12日に組合員投票を行い、賛成756、反対209でこれを受入れることを決定した。
 これまでValeは他の労働組合とも給与削減について合意しており、今回の合意で合計29,200人の労働者が所属する労働組合の合意を得たこととなる。

ページトップへ