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ニュース・フラッシュ

2009年3月23日 シドニー 原田富雄

豪:ウラン生産者のPaladin Energy社はウラン大手の買収対象になる

 2009年3月17日、JP Morganは、豪州のウラン生産者であるPaladin Energy社(本社:WA州)が、CamecoやArevaといった大手ウラン生産者による買収対象となるとの見解を研究報告書の中で明らかにした。
 ウランのスポット価格は、2007年7月に138US$/1bであったが、最近は43.50US$/1bまで低下しており、これと連動するように、この8か月間にPaladin Energy社の株価も50%下落し3.48A$まで落込んでいる。大手ウラン生産者は、こうした株価低迷に乗じて買収に走るものと見られている。
 ただし、2009年3月21日のQLD州選挙で、野党の自由党が勝利すればウラン開発が認められるという公算から同社株価は10%近く上昇した状況にあったが、与党の労働党が勝利し、QLD州のウラン開発禁止は継続されるものと見られる。

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