中国：江西銅業集団公司、当面、中国アルミ業公司とのM&Aは考えず

安泰科によれば、中国アルミ業公司が、中国銅産業界最大手の江西銅業集団公司(以下“江銅”と略称する)を買収するかについて関心が高まっているが、江銅の李 貽煌総経理は、｢第1財経日報｣とのインタビューに答え、中央企業とのM&Aは当面考えておらず、現在江銅の経営状況は非常に良いと語った。
2008年、江銅は、国内企業大手500社中に第87位であり、2007年より30位ランクアップした。現在、江銅は、国内最大・世界第3位の銅地金生産企業で、2009年の銅生産80万tを計画し、2008年より約10％増加する。
2007年8月、中国アルミ業公司は、国内第3位の銅生産企業である雲南銅業集団公司の49％の権益を買収し、2008年には無償移転の形で4％の権益を取得、雲南銅業集団公司を傘下におさめた。その後、国内最大手の産銅企業である江銅も中央企業に買収されるのではないかとの噂が広まった。
江銅としては現状においてM&Aの意向は無く、その必要性については江西省政府が検討すべき事項であり、当面、中央企業との協力は、技術、プロジェクト面に限ると李 貽煌総経理は語った。