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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年4月3日 ロンドン フレンチ香織

DRCコンゴ:Tenke Fungurume、SxEw銅カソードを生産開始

 Lundin Mining社の3月31日の公式発表によれば、DRCコンゴのTenke Fungurumeプロジェクトは、SxEw銅カソードの生産を開始した。今後、コバルト生産系列と硫酸処理工場の建設とともに、銅カソードの増産が計画され、2009年後半には第一製錬所のフル生産が予定されている。なお、FCX(Freepoer McMoRan Copper & Gold Inc.)によれば、本プロジェクトの初期開発費は、当初予定されていた想定額の17.5億US$より低くなりそうである。本プロジェクトでの初期生産能力は、銅カソード115千t/年、コバルト8千t/年である。Tenke Fungrume鉱床の鉱石埋蔵量は、以下のとおりである。

t Tenke Fungurume銅・コバルト鉱床の埋蔵量t

カテゴリー

埋蔵量
(百万t)

品位(%)

金属量(百万t)

Cu

Co

Cu

Co

確定(Proven)

59.6

2.62

0.37

1.6

0.22

推定(Probable)

59.9

2.67

0.32

1.6

0.19

合計

119.5

2.65

0.34

3.2

0.41

t (出典:MJ, April 3,2009. カットオフ品位 1.46%(Cu 等価), 価格(US$/lb):Cu1.60, Co10.00)t

 本プロジェクトの権益比率は、FCX 57.75%、Lunding Mining 24.75%、Gecamines 17.5%とされている。同国の鉱山大臣は、本プロジェクトの権益見直しは完了しており、本契約の大きな変更は無いと述べている。

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