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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年4月9日 ジャカルタ 小岩孝二

フィリピン:Toledo銅山、生産能力拡張に85百万US$を投資

 地元紙等によると、Atlas Mining Consolidated and Development社(比)は、Toledo銅山の粗鉱処理能力向上のため、2009年に85百万US$を磨鉱工程(ボールミル等)に投資すると発表した。これにより、粗鉱処理能力を25千t/日から35千t/日に引上げ、2010年以降、年生産量(純分ベース)を銅54千t、金2.2tとする計画である。また、同社は3月23日に同鉱山からの3回目の精鉱出荷5.5千tを中国向けに行ったと発表した(精鉱品位 Cu 28.56%、Au 2.54g/t、Ag 26.51g/t)。同社は2008年8月にMRI Trading社(スイス)に銅精鉱60千tを販売する契約を締結しており、うち30千tについて銅純分単価は 7,612.5US$/tとなっている。これまで2008年12月5.6千t、2009年2月に5.7千tの銅精鉱を出荷しており、累計出荷量は16.8千tとなった。

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