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ニュース・フラッシュ

2009年4月14日 シドニー 原田富雄

米:Alcoa、2009年Q1は前年比27%の減益

 Alcoa(本社:米・PA州Pittsburgh)の2009年Q1における収益は、480百万US$の減収で、前年比27%減と2009年4月8日付けQ1事業報告書で発表された。世界経済不況による自動車、輸送、建築及び航空機需要の落込みにより、アルミ価格が2008年Q1に比べ60%下落したことが影響した。
 しかし、同社CEOのKlaus Kleinfeld氏は、支出費用の削減、運転資金の増加や流動資産の改善といった会社のバランスシート及び運転資金構造の見直しを行った結果、調達資金の節約ができたと述べ、2010年までに資本投資額を50%削減するとしている。さらに、中国のアルミ需要の落込みに関連して、中国国内生産は需要を満たすことができず、アルミ輸入が継続される見通しであり、これは長期的にAlcoaを支援材料になるとしている。

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