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- 鉱種:
- 鉛 ベースメタル
欧州:鉛使用等を含むRoHS指令の除外項目に関する一部改定草案を近日公開予定
報道によれば、欧州議会は4月16日、RoHS指令(電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての指令)で規定されているRoHS指令の除外項目を一部改定し、改定草案を近日発表すると述べている。現在、RoHS指令では除外項目が19件存在する。ドイツのÖko Instituteによれば、既存の除外項目の内、6件が先ず撤廃と考えられ、鉛の使用を含むその他5件が、2009年12月または2010年12月に除外の期日が満了となる(下表を参照)。なお、残りの除外項目18件は、2014年7月31日が失効日となっているが、代用物質の情報欠如により、必要であれば、延長を申請できる可能性が高い。
| RoHS指令の除外項目の改定案(2009年2月時点) |
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No. |
品 目:除外項目案 |
備 考 |
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11 |
コンプライアントピンコネクタシステム中の鉛 |
検討中 |
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12 |
熱伝導モジュールCリングのコーティング材に使われる鉛 |
検討中 |
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14 |
マイクロプロセッサーのピンとパッケージの結合用で2種以上の成分を含有するはんだ中の鉛で、鉛含有量が80%以上85%以下のもの |
検討中 |
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16 |
ケイ酸塩 (silicate) がコーティングされたバルブを有する直線状白熱電球の鉛 |
使用の継続を不可 |
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18 |
BSP(BaSi2O5:Pb) などの蛍光体を含む日焼け用ランプとして、およびSMS((Sr,Ba)2MgSi2O7:Pb)などの蛍光体を含む、ジアゾ印刷複写、リソグラフィ、捕虫器、光化学、硬化処理用の専用ランプとして使用される放電ランプの蛍光体粉の賦活剤としての鉛(重量比1%以下の鉛) |
使用の継続を不可 |
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19 |
非常にコンパクトな省エネルギーランプ(ESL)の中にある主要合金としての特定化学組成の中の鉛・ビズマス・スズ―水銀・鉛・インジウム・スズ―水銀または補助合金としての鉛・スズ―水銀を伴う鉛 |
使用の継続を不可 |
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20 |
液晶ディスプレイ(LCD)に使用されるフラット蛍光ランプの接着前面部と後部基板に使用されるガラスの中の酸化塩 |
使用の継続を不可 |
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22 |
光ファイバー通信に用いられるRIG(希土類ガーネット)ファラデー回転子中の不純物としての鉛 |
検討中 |
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23 |
0.65mm以下のピッチの.NiFeリードフレームのコネクター以外のファインピッチ部品の最終処理中の鉛および0.65mm以下のピッチのCuリードフレームのコネクター以外のファインピッチ部品の最終処理中の鉛 |
検討中 |
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26 |
ブラックライトブルー(BLB)ランプのガラス筐体中の酸化鉛 |
使用の継続を不可 |
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27 |
音響出力レベル125 dB SPL以上で数時間使用に設計された高出力拡声器の用いられるトランスデューサー用のはんだ中の鉛合金 |
使用の継続を不可 |
| (詳細は、下記HPのP.11~17参照 http://ec.europa.eu/environment/waste/weee/pdf/final_reportl_rohs1_en.pdf http://j-net21.smrj.go.jp/well/rohs/basic/index.html) |
また、欧州議会は、産業界から要請を受けた除外項目案5件を新規で受けており、『固体証明または表示装置に使用されている変色用の単結晶半導体内に使用されるカドミウム(Cadmium within a colour converting single crystal semiconductor film for use in solid state illumination or display systems)』は、2014年7月31日までRoHS指令の除外対象となる可能性が高い。なお、欧州委員会が本改定草案を採択する時期は、2010年7月と予想されており、Öko InstituteはECHA同様、RoHS指令に該当する危険物質に対しては、除外または対象に関係なく代用物質の開発を求めている。


