ニュース・フラッシュ
2009年4月24日
リマ
山内英生
ペルー:Doe Run Peru、ストライキ回避も救済実行されず
資金繰りの難航で操業停止に陥っていたDoe Run Peruは、鉛、亜鉛、銅の製錬を一部再開したことを発表した。また、政府代表者及び労働組合、国会議員等との合同協議会において今後も操業を継続することを確認したことで、予定されていたストライキが中止となったことを明らかにした。
しかしながら、民間企業による合計175百万US$の救済計画の調整が難航し、救済実施の目処は立っていない状況の中、大・中規模鉱山数社には、Doe Run Peruへの救済を待たずに精鉱を国外へ販売する動きも出ている。
