ニュース・フラッシュ
2009年4月24日
ジャカルタ
小岩孝二
インドネシア:PT Antam、FeNi 3号炉の炉修前倒し、熔液漏出の兆候
PT Antamは、Sulawesi島Pomalaa FeNi製錬所3号炉の耐火煉瓦の一部で金属溶体漏出の兆候が見られたため、7月から予定していた修繕を早め、5月中旬から実施すると発表した。今回修繕では冷却装置交換など3~4か月の期間が必要としているが、7.5百万US$の費用は同製錬所建設を請負ったコントラクターが負担する。同社は、この修繕で2009年後半に見込まれるニッケル価格上昇時のフル生産に備えたいとしている。また、年産12千tの計画に変更ないとしている。同炉では、2006年7月の試運転中と2007年6月の商業運転中に同様事故を起こしている。
