ニュース・フラッシュ
2009年4月28日
シドニー
原田富雄
豪:Jabiru Metals社の経営は良好
銅、亜鉛のジュニア企業であるJabiru Metals社 (本社:WA州Perth)は、負債を抱えていないことから、経済不況の影響を受けていないジュニア企業の一つとなっている。アナリストらによれば、同社は2009年4月上旬に銀行からの債務を償還しており、銅・亜鉛生産者の中で最も優良な企業で、銅・亜鉛価格上昇の機会を利用できる良いポジションにあるとしている。
Jabiru Metals社は、WA州Kalgoorlieの北300kmに位置するJaguar亜鉛・銅プロジェクトの拡張に主眼を置いており、いずれ上昇する銅価格による利益を維持するために高品位鉱が期待されるTeutonic鉱体の再開発(※1980年代半ばに操業実績あり)に照準を定め、2010年までに経済性評価を終えるとしている。Teutonic鉱体及び2009年Q1に試掘を開始するBentley鉱体の鉱量は、Jaguar亜鉛・銅プロジェクトのマインライフを少なくとも4年延長できるとされている。
現時点のJaguar鉱床の埋蔵量は、1.147百万t、品位 Zn 8%、Cu 2.8%、Ag 90g/t、金属含有量は、Zn 92千t、Cu 32千t、Ag 103tである。
