豪：Swan財務大臣、中国企業による豪州鉄鉱石鉱山への投資を承認

　2009年5月8日、Swan財務大臣は中国企業の鞍山鉄鋼集団公司(Ansteel Iron & Steel Group)による豪州鉄鉱山のGindalbie Metals社(本社：豪WA州Perth)への投資を承認した。投資額は162.06百万A$で、同社株式の36.28％を所有することになるが、中国政府による承認に6週間を要するとしている。
　Gindalbie Metals社はWA州中西部でKarara鉄鉱石プロジェクトを手掛けており、中国による投資はWA州中西部の鉄鉱石開発のためのOakajee港及び鉄道インフラ整備事業に対してインセンティブを与えることから連邦政府も承認したものと考えられる。
　Karara鉄鉱石プロジェクトは18億A$の価値を持つとされ、鞍山鉄鋼集団公司とは50:50のJVにより開発が進められ、2010年から10百万t/年の生産が見込まれ、開発に伴い1,200名の雇用が生まれるとしている。