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ニュース・フラッシュ

2009年5月12日 サンティアゴ 大野克久

チリ:2009年の電力供給は問題ない見込み

 5月4日付け一般紙によると、チリのTokmanエネルギー大臣は、新規発電プロジェクト立上げと需要減の状況等を踏まえ2009年の電力需給を検討した結果、2009年は電力供給障害は生じないだろうとの見解を示した。
 同大臣は、サンティアゴで5月4日に開催されたロイター主催の南米投資会議において、今後数年間に計画されている民間部門による220億US$規模の電力関連投資についても世界経済危機の影響は認められないと語った。
 また、2009年6月にはチリ中部Quinteros港のLNGプラントが完成し、トリニダード・トバゴより第1船が入港、550万m3/日のガス供給が開始される予定であり(2010年は供給量倍増の見込み)、チリ第Ⅱ州のMejillones港に所在する、鉱山向けLNGプラントも12月に第1船を受入れ、稼働開始予定と発表された。
※現在、アルゼンチンはチリへの天然ガス輸出量を220万m3/日以下に制限している。

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