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ニュース・フラッシュ

2009年6月1日 バンクーバー 大野隆幸

加:Teck、負債軽減のために中国企業への資産売却を交渉中

 地元有力紙等によると、Teckは、財務体質の改善を図るための負債軽減措置として、中国企業への原料炭鉱山の資産売却を交渉中であることを、同社のCEO、Donald Lindsay氏(以下、同氏)が北京での記者会見で語った。同氏は、会見で、「現在、鉄鋼メーカーを含む中国企業と、自社の原料炭事業権益の最高20%を売却するための交渉を行っている。」と述べた。Teckは、世界的不況の中で金属・エネルギー価格が下落する直前に実施したFording Canada Coal Trust社の買収資金98億US$の融資に対する債務軽減措置を講じているところである。同氏は、「適切なパートナーを妥当な価格で得るために時間をかけることができる強い立場にあり」、また、売却前に「少しでも鉄鋼業が回復することを期待している」と述べた。

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