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ニュース・フラッシュ

2009年6月2日 北京 土屋春明

モンゴル:プーチン首相、ウラン採掘合弁会社の設立を提案

 モンゴルの鉱業誌によれば、ロシア・プーチン首相がモンゴルに公式訪問した。同氏は「モンゴルとの貿易拡大及び投資プロジェクトにロシアは協力を希望している」と述べた。また、同氏は、モンゴル首相S.バヤル氏との会談の際、「我々のビジネス及び投資における協力が注目の的となっている。共に大規模プロジェクトを実施することに対し重点を置くべきである」と意思表明した。
 モンゴルの銅及び石炭採掘分野の鉄道建設においてロシア国と協力することになった。また、モンゴルがウラン採掘を希望していることをロシア国としては支持し、プーチン首相はウラン採掘合弁会社を近々設立する可能性があることを記者会見で語った。また核エネルギー分野での共同覚書の範囲でモンゴルの人材を育成する。例えば、2009~10年度でモンゴルから10名の大学生、5名の専門家をロシアに留学させることを決定した。
 共同覚書には、モンゴルを代表し、核エネルギー庁長官S.エンフバトが、ロシア国を代表し、ROSATOM(核エネルギー公社)社長K.S.Wladilenovichが署名した。

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