閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年6月8日 ジャカルタ 小岩孝二

インドネシア:Roma Island金プロジェクト進捗状況

 Robust Resources Ltd.(本社:豪Sydney)は6月3日、Maluku州Roma島におけるRoma Island金プロジェクトにおいて、酸化鉱サンプル11件の青化ソーダ浸出試験(36時間)を行い、平均実収率が 金94%(88~98%)、銀95%(90~100%)の好結果を得たと発表した。同社は、当該プロジェクトにおいて、ヒープリーチングCarbon in Pulp(CIP)あるいは、Carbon In Leach(CIL)の組み合わせによる生産方式が採用可能としている。同社は、2008年2月に同社株式5百万株及び現金15万豪$の支払い、並びにその後の探鉱投資(1.5百万US$により権益51%取得、加えて3百万US$により権益24%取得)を条件として鉱業権者であるPT Gemala Borneo Utamaから最大75%の権益オプション権を取得しており、2009年末までにボーリング調査10,000mを実施する計画である。5月12日現在1,174mの掘進を完了しており、内10数孔の浅部で着鉱幅10~50m、品位 Au 1~2g/t、Ag 10~110g/tといった探鉱結果を得ている。また、その内1孔では90m付近でベースメタルの高品位部を捕捉(着鉱幅23m:品位 Pb 2.54%、Zn 2.27%、Cu 0.15%、内高品位部2m:品位 Pb 15.00%、Zn 6.04%、Cu 0.54%)している。Roma島の西約60kmにはWetar島があり、Finders Resources Ltd.(本社:豪NSW州Ultimo)がSxEwによる銅鉱床開発を行っており、その地質の類似性から、本プロジェクトが金のみでなく、ベースメタルをも随伴することが期待されている。

ページトップへ