チリ：CODELCOとエクアドル政府が鉱業協定を締結

　6月5日CODELCO発表等によると、CODELCOとエクアドル鉱業・石油省は、同日付で鉱業協定を締結し、エクアドル中部～南部地域における探鉱を開始する。
　この協定によると、探鉱期間は4年間でCODELCOがエクアドルに対して鉱業関連の知見及び年間約1百万US$の探鉱費用を提供し、エクアドル政府は当該地域の探鉱権付与及び支援を実施する。CODELCOからの申し出により探鉱期間の更新が可能な内容となっている。
　本協定は、2009年2月にサンティアゴで行われたSantiago Gozalezチリ鉱業大臣とDerlis Palaciouエクアドル鉱業・石油省大臣の会談に基づくもので、CODELCOにとってはメキシコ、ブラジルに続く南米3番目の進出国となる。
　 また、エクアドルは、ベネズエラ及びボリビアともエクアドル国内の鉱物資源探査及び開発に係る協定を締結する計画があり、2009年6月には銅や金を対象としたプロジェクト開発等のために、新たに国営鉱業公社を設立する旨が公表されている。

図　CODELCO探査地域(CODELCO HPより)