閉じる

ニュース・フラッシュ

2009年6月9日 サンティアゴ 菱田 元

ブラジル:INBがGoias州でウラン探鉱を開始

 6月3日付け地元紙によると、INB(ブラジル国営原子力産業公社)はブラジル国内のウラン探鉱を再開し、まずGoias州北東部のCavalcante とMontes Alegre自治区をターゲットにして探鉱を実施するとINB鉱物資源課のOtto Bittencourt氏は述べた。
 この計画は、今後20年間建設計画のものを含め合計8基のブラジル国内の原子力発電所に供給するため、ウラン探鉱を加速するとのブラジル政府の意向により承認されている。発電所建設費は1基に約80億BRL(レアル、41億US$)が見込まれている。まずは、Rio de Janeiro州Angra dos Reisで稼働している2基の原子力発電所にウランを供給することが目的としてある。
 Bittencourt氏によると世界のウラン埋蔵量の内、カナダ 25%、豪州 19%、ブラジル 6%が賦存する。しかしながら、現時点ではウラン鉱年間生産量40万tのBahia州Caetite鉱山がブラジル唯一のウラン生産鉱山である。

ページトップへ