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ニュース・フラッシュ

2009年6月30日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:CODELCO、Chuqicamata鉱山坑内採掘準備に83.6百万US$でボーリング実施

 6月22日付け地元紙等は、CODELCOがConama(チリ環境委員会)に提出したEIAによると、CODELCOはチリ第Ⅱ州Chuquicamata銅山の坑内採掘準備(採掘鉱画確定)のために83.6百万US$の予算でボーリングを実施すると報道した。
 このボーリングは、Chuquicamataの坑内採掘準備の第3フェーズに相当する。第1フェーズは2002~2005年間に実施され、将来の採掘エリアへのアクセス・ランプ(斜坑)の建設と探鉱が行われた。第2フェーズは6,222mの坑道開削が約31百万US$で実施された。
 露天掘採掘が深部化するにつれ徐々に銅品位が低下するChuquicamata鉱山のマインライフを延長するため、CODELCOは2018年に露天掘を終了し、その後はピット下部水準において比較的高品位部の坑内採掘による採鉱を計画中であるが、それまでは、露天掘と坑内掘を同時並行して行う移行期間を設ける。
 CODELCO最大の銅山ChuquicamataはCODELCO Norteディビジョンに属する。CODELCO Norteの2008年産銅量は755.3千t(CODELCO計1547.7千tの49%)、2009年Q1は176千t(CODELCO計371千tの47%)である。

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