メキシコ：Peñasquito多金属プロジェクトの硫化鉱処理工程第1ラインの竣工

Goldcorp(本社：Vancouver)は、メキシコ・Zacatecas州に保有するPeñasquito多金属プロジェクトの硫化鉱処理工程第1ラインが竣工したと7月13日付け同社HPに発表した。同発表によると、同第1ラインを構成する一次破砕機、SAGミル、ボ－ルミル(2基)、粗鉱運搬供給システム、鉛・亜鉛選鉱場の建設工事が完了し、現在は2010年Q3を竣工予定とする硫化鉱処理工程第2ラインが建設中である。各処理ラインは50千t/日の粗鉱処理能力を有し、2010年Q4に導入予定の高圧粉砕工程により、130千t/日の粗鉱処理が可能となる。第1ラインには、現在230千tの貯鉱により、ミルの試運転が開始されている。精鉱の出荷開始は2009年H2内、商業生産開始は2010年1月を予定している。また、現在同プロジェクトでは、4基の電動ショベルと積載能力300tのダンプトラック57台が稼動しており、剥土を含めた採掘量は500千t/日に達している。