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ニュース・フラッシュ

2009年8月17日 ロンドン 萩原崇弘

カザフスタン:Kazatomprom社、ウラン生産57%上昇

 報道によれば、カザフスタン国営企業Kazatomprom社(本社:Almaty)は、2009年上期のウラン生産量が6,000tを超え、前年と比較して57%増、上期の見込みより9%増を達成したと発表した(2008年年産実績量は8,521t、2009年年産目標量11,900t)。
 2009年の5月に同社のCEOに就任した、前政府の産業エネルギー担当大臣Vladimir Shkolnik氏は、他の鉱物市場が冷え込んでいるのに対して、ウラン市場は極めて好調であり、どの取引先からも取引量の減少の話は無い。そのため、同社としては計画どおりウラン生産を向上させていく方針と言及している。
 なお、同社は、仏Areva社、カナダCameco社のほか、ロシア、キルギスタン、ウクライナの企業とともにJVを設立し、中国の広東核電集団有限公司(China Guangdong Nuclear Power Co(CGNPC))との間で、2020年までに年間22,400tのウラン供給と原子力発電所の建設に関する契約を2009年の4月29日に締結している。

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