ニュース・フラッシュ
2009年8月21日
ロンドン
竹谷正彦
ザンビア:OmegaCorp Mineralsウラン探鉱ライセンスを取得
各社報道によれば、ザンビア政府は、ウラン探鉱ライセンス(Prospecting Licence)をOmegaCorp Minerals Ltd.に交付した。なお、ウラン探鉱ライセンスの交付は、5月に初めて交付されてから、今回で3件となった。
今回ライセンスを取得したプロジェクトは、Mutangaプロジェクト(首都Lusakaの南約200kmのSiavonga地方)で、Mutanga、Dibweの両鉱床から露天掘により開発する計画であり、同社では、今後、環境審議会ECZ(Environmental Council of Zambia)に環境影響評価EIA(Environmental Impact Assessment)を提出し、ウラン鉱業権を取得する意向である。なお、同社は、Denison Mining Corp(米)の完全子会社の現地法人である。
先にウラン探鉱ライセンス交付を受けたAfrican Energy ResourcesのChirunduウランプロジェクトとLCM (Lumwana Copper Mines)のLumwanaプロジェクトは、ウラン価格の低下により計画進行が遅れており、LumwanaプロジェクトではECZの審査は通過したものの、LCMの親会社Equinox Minerals(豪)は、同プロジェクトへの投資を保留している。
なお、同国では、ウラン鉱業権(Uranium Mining Licence)は未だ交付されていない。
