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ニュース・フラッシュ

2009年9月1日 リマ 山内英生

ペルー:エネルギー鉱山省、環境影響調査審査を外部委託と環境基準改定を準備中

 Gala鉱山次官は、ペルー鉱業の競争力向上のため、省内の作業プロセスや法令規則の改正を準備している旨を明らかにした。概要は以下のとおり。
 1) 環境影響調査(EIA)審査の外部委託
   EIA審査の迅速化と作業の質の向上を目的に、審査作業の外部委託を計画。
   外部委託の対象となるのは大規模プロジェクトで、6か月以内の審査完了を目指す。
 2) 鉱業活動による廃棄物の最大許容排出量の改定
   エネルギー鉱山省と環境省が共同で鉱業活動による廃棄物の最大排出許容量の見直
   しを行っており、2009年Q4に改定案が提出される見通し。
   基準改正の目的は鉱害を発生しない近代的かつクリーンな鉱業の実現であり、操業鉱
   山に対しては少なくとも18か月の期限を設けて段階的に新基準に沿うことができる
   よう配慮する。新基準はQ4中に決定され、2010年より施行される見通し。
 3) 鉱業開発における環境基準の改定
   1993年に制定された環境法と内容が合致するよう改正。
 4) IGV還元を3年間延長
   鉱業活動を促進するため、探鉱段階の費用に対するIGV(付加価値税:19%)還付制度
   を今後3年間延長。
 5) 鉱業における安全・衛生基準の改定

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