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ボリビア:リチウムバッテリー生産でブラジルとの提携を示唆
鉱業冶金省のBeltrán鉱業総局長は、ボリビア政府がブラジルをリチウム産業化プロセスの第2フェーズであるリチウム・バッテリー生産の共同実施国として検討している旨を明らかにした。
両政府は8月22日にMOUを締結し、リチウムをはじめとするUyuni塩湖のリチウム資源の開発に向けた共同調査プロジェクトや、ボリビア人技術者・専門家の研修の実施が取り決められた。
ボリビア政府は、炭酸リチウム生産に至るまでの工程は政府が単独で実施するものの、バッテリー産業に関しては外国や民間の支援を受け入れる旨を決定している。
Beltrán総局長は、ブラジルは南米で最も自動車産業の発達した国であり、ボリビア政府の方針を理解していることから、リチウム・バッテリー生産に関する協議を行い、提案書が作成されるとの見通しを示した。一方、Potosi県Rio Grandeのパイロットプラント建設は55%進行しており、年末に完成予定とした。
ボリビア政府によるUyuni塩湖リチウム産業化プロセスには、プラント、化学施設、ガス及び電気の確保等含め8億US$の予算が必要と見込まれている。
