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ニュース・フラッシュ

2009年9月8日 サンティアゴ 大野克久

チリ:El Teniente、Pilar Norte坑内掘削開始

 9月2日付けCODELCO発表によると、8月下旬からEl Teniente銅山は、 Pilar Norteの坑内掘削を開始した。
 同山は、1904年操業開始の世界最大の坑内堀銅山であり、近年は採掘の深部化と共に粗鉱品位が低下している。本プロジェクトは、121百万US$の初期投資により高品位鉱体であるPilar Norteを開発するもの。2010年6月の本格操業開始に向けて開発中であり、2009年7月末時点の工事進捗率は75%である。Pilar Norteの可採鉱量は37.6百万t、品位 Cu 1.32%で、粗鉱処理能力は17千t/日、年産銅量55千tの計画。同鉱床の開発に当っては、El Tenienteの既存施設を利用できることから、本プロジェクトのNPVは459百万US$、IRR 48%、CODELCOで最も高い利益率を有するプロジェクトの一つとなる。

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