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ニュース・フラッシュ

2009年9月14日 バンクーバー 大野隆幸

加:Teck、石炭関連権益の売却計画を撤回か?

 2009年9月10日付けの地元紙等によると、Teck広報担当者の話として、最近の財務状態の改善並びに石炭価格の堅調な上昇を背景に、石炭事業権益の売却方針を修正した模様と報じた。2008年秋、Fording Canadian Coal Trust社買収のための資金調達で生じた98億US$の負債の返済に充てるため、Teckは石炭事業における少なくとも権益の20%を売却する計画であった。しかし、Teckは、Pogo金山の40%権益や発電関連資産といった優良資産の売却や長期社債発行(43億US$の発行によりChina Investment社が17%の株式を取得)等、負債軽減措置と併せ、損益計算において相当の負担を軽減することができたため、石炭関連権益を売却する必要性が消滅したと見られる。

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