チリ：Los Bronces銅山で地滑りにより作業員が死傷

　9月7日付けの地元業界紙等によると、Anglo Americanが首都圏州北部に操業するLos Bronces銅山で同日早朝、週末の豪雨が原因と見られる地滑りで1名が死亡、9名が負傷した。死傷者は全てG 45 Security Services社に雇われた警備員であった。負傷者9名の内、軽傷6名はLos Broncesの病院に、重傷3名はサンティアゴ市内の病院に搬送された。
　Anglo Americanによると、地滑りは鉱山へ通じるアンデス山麓の道路沿いで発生したが、操業箇所から離れていたため生産やインフラには影響を与えていない。事故発生直後に閉鎖された道路は、9月7日の昼には乗用車が通れるようになり、同日の遅くにはトラックやバスの通行ができる見込みとなった。
　同日のバスによる作業員の送迎ができず交代できなかった間、シフトを延長し対処された。
　Los Bronces鉱山の2009年H1銅生産量は110,700t(2008年産銅量235,800t)であった。