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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年9月15日 サンティアゴ 大野克久

チリ:Mantoverde銅山で新たに酸化鉱採掘へ

 9月9日付け専門紙等によると、Anglo Americanがチリ第Ⅲ州に100%権益を保有するMantoverde銅山コンプレックスについて、Celso、Kuroki、Franko各鉱体の酸化鉱採掘を決定した。
 同コンプレックスは、Mantoverde北部・南部鉱床とManto Ruso鉱床から構成され、今次プロジェクトでは、Manto Ruso鉱床に隣接するCelso及びKurokiの2鉱体、Mantoverde鉱床に隣接するFranko鉱体の酸化鉱を採掘するもの。
 本プロジェクトは、これら3鉱体の酸化鉱採掘に係る当初採掘計画は以下のとおり。

表 Celso、Kuroki、Franko鉱体・酸化鉱採掘計画
(単位 千t/Cu品位不明)
鉱体名 酸化鉱

埋蔵量

2009 2010 2011 2012
Celso 1,954   874 1,080   1,954
Kuroki 1,642 1,415 227     1,642
Franko-1 2,749     1,711 1,034 2,749
Franko-2 986   215 771   986
7,331 1,415 1,316 3,562 1,034 7,331

 Mantoverde鉱山は1995年Q4に操業が開始され、Mantoverde北部・南部鉱床とManto Ruso鉱床から採掘される鉱石を対象にSxEwにて銅地金が生産されており、2008年は13,857千tの鉱石処理で62.5千tの銅地金が生産された。
 【Mantoverde鉱山埋蔵量、品位】
 確定及び推定埋蔵量(品位 Cu)
 ・ヒープリーチング:536百万t(0.59%)
 ・ダンプリーチング:31.1百万t(0.37%)

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