ブラジル：ValeのCrumbá鉄鉱石鉱山買収承認

9月11日付けVale発表によると、Rio TintoがブラジルMatto Grosso do Sur州に100％権益を保有するCrumbá鉄鉱石鉱山をValeが買収することについて、ブラジル国防委員会が承認した。　Rio Tintoは、2008年12月に世界景気低迷を背景としてポートフォリオ見直しを行い、総額30億US$の資産売却を含み、2009年に有利子負債を100億US$まで削減することを発表していた。　この資産売却の中にCrumbá鉱山が含まれ、2009年1月に750百万US$でValeへ売却することに合意していたものである(同時に、アルゼンチンのRio Coloradoカリウムプロジェクトを850百万US$で売却することにも合意)。　Rio Tintoの2008年鉄鉱石生産は153,394千t(同社権益分)で、Crumbá鉱山の生産実績は2,032千t生産(1.3％)であった。　この売却により、Rio Tintoの鉄鉱石鉱山は豪州5鉱山、カナダ1鉱山に集約されたことになる。