豪：2008/09年度のWA州鉱物・エネルギー資源売上高は前年比19％増

　2009年9月21日、WA州鉱山石油省は、2008/2009年度の鉱物・エネルギー資源に関する最新統計を発表した。
　これによれば、2008年後半の世界経済危機の影響を受けたにも拘わらず、2008/2009年度のWA州鉱物・エネルギー資源売上高は前年比19％増の713億A$となった。特に、鉄鉱石の売上高は全体の47％を占める335億A$で最も大きく、石油107.7億A$、LNG 85.4億A$、金 519億A$が続いた。鉄鉱石に関しては、アジア需要家との高価格取引が主因であるが、現在は価格が下落していることから、2009/2010年度の売上高は減少すると見られている。WA州の鉱物・エネルギー資源売上高は、豪州全体の46％を占め、次いで、QLD州24％、NSW州17％、VIC州9％となっている。
　WA州の鉱物・エネルギー資源分野への資本投資額は、前年比34％増の228億 A$と増加したものの、2009年6月現在の鉱物・エネルギー資源分野の雇用者数は前年比4％減の67,865人となっており、ピーク時であった2008年10月の77,528人から大きく減少している。