中国：中国有色鉱業集団有限公司、ザンビアLuanshya Copper Mine Plc.買収完了

　安泰科等によれば、10月14日、中国有色鉱業集団有限公司(以下”CNMC”)は、Enya Holdings(本社：英London、以下“Enya社”)からザンビアLuanshya Copper Mine Plc.（以下”LCM”）の80％権益を買収する(買収金額5,000万US$)に関し審査認可手続が全て完了し、新企業名は”中色LUANSHYA銅業有限公司”に変更されたと発表した。
　残り20％権益はZCCM (ザンビア国営銅鉱業公社)が所有する。CNMCは、既にChambishi銅山を運営し、今回の買収による銅・コバルト鉱床の埋蔵量は300万t近く増加する。LCMは、財政危機のため2008年末に操業を休止しており、Enya社が同鉱山経営から撤退することを決めたため国際競売となったもの。
　CNMCは、1983年に設立され、国務院国有資産監督管理委員会が管理する大手国有企業で、主に非鉄金属資源開発、建築工事、関連貿易及び技術提供サービスなどを業務としている。傘下に持株(資本参加)企業34社があり、アジア、アフリカなど20か国で事業を展開している。